いくら売れれば合格?本数の目安

土地オーナーが負担する電気代を除いて、月に何本売れば利益が出るのか、自販機設置ビジネスで儲かる売上目標をシミュレートしてみました。

自販機設置の売上事例から儲かる実数を試算

大阪市建設局が公開している資料「市立駐車場出庫台数並びに自動販売機売上本数及び自動販売機売上金額(平成30年4月~平成30年11月)」には、新大阪駅南駐車場の自動販売機売上本数・金額(1台)が掲載されています。これによると、8ヶ月平均の売上本数は487本、売上金額は48,675円

参照元/大阪市建設局(https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/
0000459/459791/riyoujyoukyou.pdf)
※2021年5月7日調査時点

これは好立地の事例なので、より現実的に自販機設置で利益を出すための採算分岐点を計算してみましょう。試算条件と結果は以下の通りです。

  • 月額電気代/3,000円
  • 商品単価×販売手数料/125円×15%
  • 採算分岐点/125円×15%×売上本数160本=電気代3,000円

ということで、月に160本販売すれば赤字にはならず、それ以上の販売手数料分が利益として残ります。これを30日で割ると、1日あたり5.4本以上売ればOKというわけです。

電気代の変動を加味した採算分岐点

自動販売機の電気代は設置する機種や季節によって変動します。例えば、省エネ性能に優れた機種で電気代が安い季節だと月額2,000円、逆に電気代が高い季節は月額5,000円として採算分岐点を試算してみましょう。

  • 電気代2,000円=125円×15%×売上本数約106.7本
  • 電気代5,000円=125円×15%×売上本数約266.7本

このように、電気代が違うと採算分岐点の売上本数も倍以上の差が出ることもあります。自販設置にあたっては、電力会社を比較してできるだけ電気料金を抑えるとともに、新しい機種で省エネ性能が高い自動販売機を提供できる自販機設置業者を選ぶのがいいでしょう。

販売手数料を20%で試算した採算分岐点

販売手数料を20%で試算した月の売上本数も試算してみましょう。

  • 電気代2,000円=125円×20%×売上本数80本
  • 電気代3,000円=125円×20%×売上本数120本
  • 電気代5,000円=125円×20%×売上本数200本

この場合、電気代を2,000円に抑えれば月80本、1日あたり約2.7本売れば赤字にはなりません。
自販機設置ビジネスでは、土地オーナーは電気代を負担するだけ、ほぼ業者任せにできるのがメリット。ただし、きちんと収益を見込むなら、電気代の節約と販売手数料をできるだけ好条件にするのが賢明です。

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