自分の敷地で自販機設置を検討する際、設置場所は具体的にどの程度の面積が必要なのか、電源確保や安全への配慮などの条件を紹介します。
自動販売機には決まったサイズというものがあるわけではありません。それでも、一般的といえるサイズの自動販売機はあり、その設置スペースの目安は幅100cm×奥行70cmとされています。
これに加えて、自動販売機の多くは空き容器を入れるゴミ箱を置いてあるもの。空き缶や空きペットボトル、それぞれを分けた入れ口があって、自動販売機の横に置くことができるスペースが欲しいところです。
自動販売機は道路上に設置することはできません。これは道路交通法で禁止(※)されていて、筐体の一部が道路にはみ出すこともNG(参照元:道路交通法 第七十六条 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105)。イメージ的には道端に設置されているような自販機もあるように思うかもしれませんが、適法に運営されている自販機は敷地内に設置されているものです。
その敷地とは、土地を所有しているか設置許可を得ているかが最低条件。施設内に設置するなら施設の賃貸契約などによって利用許可を得ていることを意味します。
実際の設置にあたっては、自動販売機で利用する電源を確保する必要があります。屋外だと安定させるために土台工事をすることもあるでしょう。電気工事や土台工事など、一般的なものは自販機設置業者が負担するケースもありますし、特殊工事が必要な場合だと設置を依頼する側の負担になるケースもあるので、専門業者に現地調査を依頼する際に確認しておきましょう。
自動販売機とゴミ箱が設置できて道路にはみ出さなければいいという、単純な話しではありません。土台工事とも関連しますが、地震などによる転倒防止を考慮しなければなりませんし、自動販売機の利用者が購入する際の安全なスペースも確保できるのがベターです。
自動販売機設置事業は小売ビジネスなので、同じ敷地面積なら小型よりは大型の自動販売機を、1台よりは2台以上設置する方が商品バリエーションを増やすことになりますし、品切れによる機会損失のリスク抑制にもなります。
そういう意味では、設置場所は安全確保を前提としてできるだけ広い方が有利といえます。
飲料メーカー系の自動販売機と、独立系の自販機設置専業オペレーターの自動販売機と、それぞれサイズを調べてみたので、その一部を紹介します。
など、自動販売機の本体の高さは一般的に183cmとなっています。
自動販売機設置には、自販機を購入・リースして自分で運営する方法と、設置場所だけ貸してメーカーやオペレーターにお任せして収入を得る方法があります。 大阪で自動販売機ビジネスをサポートしてくれる独自の特徴を持つ設置事業者を紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
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